散文

23枚め

世の中の決まりが、
近道したら、その分だけ遠回りしなきゃいけない、とか
遠回りしたら、その分だけ近道できる、とか
決まっていたら、みんな平等なのかしら。

透明の膜と欲情の鍵穴
世界には透明色の膜がある。
舐めると甘くて、触ると柔らかくて。
私を包むこの膜は、誰からも何からも守ってくれる。
だけど、たまに。
この膜を一瞬にして爆破する自爆スイッチを探している。
この甘い甘いオブラートの中は、居心地のよい地獄なのだ。

綺麗な物が正しい、と誰が決めた
汚いものが悪い、と誰が決めた
白が良い、と誰が決めた
黒が駄目、と誰が決めた

2008-04-02

22枚め

疲れると心が渇くね。

類稀な才能があることと、
努力して何かを得ることと、
果たしてどちらが楽しいのかな。

何もないところから、何も生まれることはない。
好きとか
嫌いとか
幸せとか
怖いとか
気持ちですら、生まれる源はある。
行動するのに、源が必要ないわけないじゃない。

2008-04-01

21枚め

自分が死んだらどれだけの人が悲しむか考えるのは、とても高慢だと思う。
悲しんでいる人がいること前提なんて、浅ましい。
悲しむとか、そのように感情が揺らぐ事などないはずだろう。
忘却されたら死ぬのだから。
だから私は静かに逝くだろう。

過去に死んだあの日。
生を手放したあの刹那の世界の優しさが、愛おしい。
世界はこんなにも緩やかだったのだ、と知った。

神様に叱られたあの日。
普遍に廻る時間が妬ましかった。
世界が変わると期待していた自分を、知った。

「哀愁こそ永遠に続く」
何かで聞いた。
もっともだと思う。
一人の人間の数分の一の時間でも、そう思う。

世界は総て、代用品で出来ている。

2008-03-31

20枚め

「辛」い時こそ楽しみを見つける。
そうすれば、「幸」せから逃げた一本線が戻ってくるよ。

例えば、今此処で意識を失ったら。
例えば、今から誰知らぬ世界へ逝ってしまえたら。

土壁をそぞろ這う百足ですら番で生きると申すのに、番う相手なぞ見つけられず、魂は相も変わらず濁り汚れて満足している。
多分自分は番を殺された百足なのだ。
呪う相手を知らず、何処かへ消えた影を探して。
こんな時に人形が欲しいと想ふ。
自分の浅ましい欲求を満たせるのは、同じような屍体だけ。
けれど、そんな者はいないし、いたとしても、そんな者は自分だけでいい。
殺された番、屍体で構わぬよ、還っておいで。

欲求に溺れると、生きるのは辛い。
欲求を知らないと、生きる価値が分からない。
欲求は、生きるを識る為にあるのでせうか。

2008-03-31

19枚め

光が光である為に、闇があるんだ。
闇が闇である為に、光があるんだ。
忘れないで。
どちらもあるの。
どちらも必要なの。
苦しみがあるからこそ、喜びを喜びと感じれる。
楽しい事があるからこそ、辛い事は辛いんだ。
気付いてね。
どちらもあるんだよ。
どちらもあって、当たり前だよ。
君だけじゃないよ。
君だけじゃないんだよ。
みんな同じに持っているんだよ。
光も闇も、苦しみも喜びも、楽しい事も辛い事も。
それが当たり前なんだよ。

赤と青のスイッチ。
どちらを押すかは貴方次第。
さて、どちらを押しますか?
…どちらが、正解、か?
貴方は、このスイッチを押した時点で答えが出ると思っているのですか?
ありませんよ、答えなんて。
「正しい」は未来で決めるんです。
選択は所詮選択に過ぎず、貴方が思う正解は、残念ながらここにはありません。
どうぞ、答えのある未来へお進みください。

2008-03-31

18枚め

動き出すのに必要なのは、トリガーを引くだけの勇気と小さな努力。
あとはほら、動き出した弾丸は元の場所には戻れない。

強いわけではありません。
強く在りたいから、目指しているだけ。
ホントに強い人間なんていないんだ。
強いと思う人は、強いんじゃなくて、
強く在ろうと頑張っているだけ。

未だ来ないから、「未来」なんだよ
予定が未定で当たり前。

2008-03-28

17枚め

たとえ相手が許してくれなくても、
心の底から謝った数だけ、
世界はアナタを許すだろう。

重荷ではないんだよ、奉仕すること。
人が喜んでる顔が好きなんだ。
だって、面白いじゃない。
可愛いじゃない。
せくしーじゃない?
頬をあんなに赤くして、〇〇〇の時と同じ愛しさ。
そんな風に考える、僕はマゾ?
それともサド?

毎日毎晩、駄目な自分を殺害して、朝には新しい自分が生まれているから大丈夫
駄目な自分も自分だから、自分でしっかり食べて、綺麗にごちそうさま

2008-03-27

16枚め

願い事を叶えたいなら、心に貯めて、動くしかないよ。
動かなきゃ、「事」にならない。

謝って全てが済むなら、世界はとんだ羽毛で出来てる。
重い想いは簡単には吹き飛ばないから、頭を下げた風圧なんかでは飛ばないんだよ。
約束は想いを束ねて結ぶから、天使の羽より軽くはない。

世界は綺麗だね。
濁った色でも、澄んでいる。
その美しさと、己を比べてしまうから、
人は己を薄汚く思うんだね。
世界はそんな事、思ってもいないのに。

2008-03-26

15枚め

始まったら終わるように、終わったら始まる。
世界は円い。
時間は円い。

悪いことも、良いことも、積み上げればなんでも踏み台になる。
ハジマリの扉が遠くても、踏み台に足をかけて。
さぁ、扉の鍵は君の手の中。

一寸先は闇
とか言い出した人間て誰ですか。
一寸先には光しかないですよ。
闇とか言ったら闇なんです。
光と言ったら光です。
やりたい事をやるという気持ちが、闇なわけないじゃない。
闇だと思って目を閉じたら、そりゃ闇しかないでしょう。
目を開けているなら、光が見えてるんだから、一寸先は光なんです。

2008-03-25

14枚め

人生は凸凹した円筒で、人間はその中を通過します。
人間が例え丸くても、尖んがってても、円筒自体が凸凹なんで、
ひっかかるのは当然ですよね。

僕が迷い込んだのは、何の森?
深くて、広くて、鬱蒼としてて。
あぁ、僕は此処で朽ちるのだろうと横になる。
それはそれで、秘めやかで、廃れていて、心地よい寂しさ。
空の上なんて野蛮だから、このまま土に還って、原始の果てまで。

見なれない森を歩いてると、遠くに見た事のあるヒトを見つける。
あぁ、同じように迷っているんだね。
だからと言って、声を掛けてはいけない気がした。
手を繋いで出口を一緒に探してはいけないんだ。
それが、この森でのルール。
一人で進まなきゃいけないんだ。
一人で出口を見つけなきゃいけないんだ。
その先が、どんな世界でも。

森の中で泉を見つけた。
泉は枯れていなかった。
水を一口飲んで、また進む。
この泉が、命綱。

2008-03-24

黒い羊小屋

二次創作では「くろひつじ」名義で活動しています。

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