小噺7:ウサギ

ミヤ氏の小噺短編小説

どうも、ご無沙汰しております。ミヤでございます。
つい先日まで旅に出ておりまして、楽しんで来た次第でございます。
何処へ行ったかと申しますと、次元を越えた別世界の方まで足を運んでおりました。
またまた冗談を、とおっしゃいますか。
冗談ではありませんよ。
なにせウサギが案内役でしたからね。
ウサギとそれは別問題?
いえいえ、大有りですよ。
…もしかして、ご存知でない?
これは失礼。
ではウサギのお話を致しましょう。
ウサギとは古来より異次元を飛び越える能力を持っているのですよ。
ぴょんぴょん跳ねてる可愛い動物ってだけでは無いんですね。
ぴょんぴょん跳ねて、次元を飛び越えてしまうんですから。
その証拠に、「アリス」という少女が異世界を旅するあの有名なお話だって、水先案内はウサギだったでしょう?
昔話の「ウサギとカメ」も、実はウサギの奴、次元を越えてゴール近くまで飛んでいたのが本当の話。
それから、よく何かの儀式の生贄にはウサギが使われていると思うんですが、あれは実はウサギが本当にその神様のいる次元まで行くからなんですよ。
なんでウサギがそんな能力を持っているのかと申しますと、寂しがり屋だからです。
寂しくて仕方ない時、次元を飛び越えて友達に会いに行くために会得したんだそうです。
何せウサギは寂しいと死んでしまいますからね。
彼等にとっては死活問題なのです。
今でこそそんなに次元跳びをするウサギは見掛けませんが、ウサギを飼っていらっしゃる方々はどうぞお気を付けください。
気付いたら、次元を跳んでいなくなってしまうかもしれませんからね。
寂しくないようにしてあげれば、死から逃れる為に次元を越えたりはしませんよ。
お気を付けください。

2007-01-30

黒い羊小屋

二次創作では「くろひつじ」名義で活動しています。

【詳細はこちら】

WEB拍手

感想などは以下のWEB拍手からお願いします。

【WEB拍手ボタン】

→拍手の返信はこちら