てのひらセカイ

ショートショート短編小説

てのひらにもセカイがあります。
指先にもセカイがあります。
空の果てにもセカイがあります。
夢の中にもセカイがあります。
唇の上にもセカイがあります。
土踏まずのくぼみにもセカイがあります。
さて、君は何処のセカイにいる?
セカイは境目があると思われているようだが、実はない。
その境目とは、結局その自分なりの愚かなモノサシでもって、線を引く道具ではないモノサシで引いた線の事を言う。
セカイはセカイである。
愚かな者よ、その手に握るモノサシなど捨てなさい。
境目など、破壊してしまいなさい。
セカイが狭いと感じているのは、君の脳だけで、実際のセカイはハカリしれなく広いのである。
そう、君は脳の中で、狭いと感じたセカイにいるだけに過ぎない。
破壊しなさい。
その愚かな脳で作り上げた境目など。
セカイはセカイである。

2007-02-13

黒い羊小屋

二次創作では「くろひつじ」名義で活動しています。

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