14枚め

散文

人生は凸凹した円筒で、人間はその中を通過します。
人間が例え丸くても、尖んがってても、円筒自体が凸凹なんで、
ひっかかるのは当然ですよね。

僕が迷い込んだのは、何の森?
深くて、広くて、鬱蒼としてて。
あぁ、僕は此処で朽ちるのだろうと横になる。
それはそれで、秘めやかで、廃れていて、心地よい寂しさ。
空の上なんて野蛮だから、このまま土に還って、原始の果てまで。

見なれない森を歩いてると、遠くに見た事のあるヒトを見つける。
あぁ、同じように迷っているんだね。
だからと言って、声を掛けてはいけない気がした。
手を繋いで出口を一緒に探してはいけないんだ。
それが、この森でのルール。
一人で進まなきゃいけないんだ。
一人で出口を見つけなきゃいけないんだ。
その先が、どんな世界でも。

森の中で泉を見つけた。
泉は枯れていなかった。
水を一口飲んで、また進む。
この泉が、命綱。

2008-03-24

黒い羊小屋

二次創作では「くろひつじ」名義で活動しています。

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