26枚め

散文

生き筋の行く先は、風見鶏のやうに、
強い風が吹けば煽られて、
風が止めば好きに向く。
迷うはただ、思い切れないだけ。
風などもう、とうに止まり、
好きに向けばよいものを、
風のありと自ら廻る。
風など元よりないのだよ。
では聞こう、君。
迷い、風に吹かれ廻っている時、
誰かに指すべき場所を謂われたらそちらを向くか?
必ずいずれかに自分の答を持ち合わせているはず。
明確でなくとも、すでに選んでいる。
逡巡は所謂、踏み出すために力をためているところ。
答はすでに持ち合わせていて、
それに気付かない
気付けない
気付かないふりをしている
それが風見鶏。
迷い廻っているのではございませんよ。
承知の上で廻るのです。
廻ることもまた進むこと。
生き筋などとうに決まっておりまして、それの通りに廻るのみ。
だがしかし、それに気付かなければ、世界は縮まるだけなのだけれど。

ガラス玉のヒビ
逆さに映る花火を見下ろしていたら、
ぱきんって音がして、
細くヒビが入ってた。

2008-04-06

黒い羊小屋

二次創作では「くろひつじ」名義で活動しています。

【詳細はこちら】

WEB拍手

感想などは以下のWEB拍手からお願いします。

【WEB拍手ボタン】

→拍手の返信はこちら