横断歩道

ショートショート短編小説

渡りたくて、何度も、足を運ぶんだけど、ね。
消えてしまうんだ、何度も。
いつになったら渡れるかな。
同級生だったみんなは、いつの間にか大きくなって、もう中学生?高校生?
渡りたいんだ、横断歩道の向こう側に。
そして、小学校で勉強するの。
そして、大きくなったら幼稚園の先生になりたい。
だからみんなと一緒に渡るんだけど、私、気付いたら元の場所にいるの。
渡れないの。
気付いたら、みんな大きくなってる。
大きくなりたいのに。
渡りたいのに。
消えてしまうんだ、何度も。
渡りたくて、何度も、足を運ぶんだけど、ね。

2007-02-28

黒い羊小屋

二次創作では「くろひつじ」名義で活動しています。

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