雨の日の遊び方

ショートショート短編小説

雨の日には外に出て、アレを探す。
よぉく見ていないと見つからない。
空の彼方から落っこちて来るアレ。
おじいちゃんは
「ホントはみんな見えてるんだけど、気付いてないんだよ」
と言っていた。
名前は教えてくれなかった。
アレ、とだけ言っていた。
何なのか知りたくて、雨の日も晴れの日も外に出なかった私が、アレの正体を知りたくて、外に出ていくようなった。
外に出させる為の、おじいちゃんの嘘だったのかな。
でもあるような気がするんだ。
アレ、が。
たまにおじいちゃんと一緒に外に出て、アレを探した。
結構楽しかった。疲れたけど。
だから嘘でも本当でも、どっちでもいいんだ。
見つかっても見つからなくても良かったんだ。
雨の日には外に出て、アレを探す。
見つかっても、見つからなくても良いんだ。
いつまで経ってもアレが何か分からないけど。
それでいいんだ。

2007-03-14

黒い羊小屋

二次創作では「くろひつじ」名義で活動しています。

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