not always same

ショートショート短編小説

ついこの間、ペンギンの友人が遊びに来たので、前々から疑問に思っていたコトを聞いてみたんです。
「南の最果てに住む君よ、どうして君達は鳥類のくせに空を飛べないんだい」
すると友人は物凄い勢いで怒り始めた。
「何を失敬な。ワタシたちはしっかり空を飛んで此処に来たというのに」
びっくりして言い返してやりました。
「そんなに細くて小さい羽で、広大な大空を飛べるものですか」
すると友人は、
「何を言ってる。この羽だからこそ、大空を悠々と渡れると言うのに!」
「羽ばたいたところで、君は指先ほども浮きやしない」
「此処が陸地だからさ。当たり前じゃないか」
「それでは空を自由に動けないでしょう」
「空では動けるのさ」
こんな感じで、話はひたすら平行線のままで、疑問は解決しませんでした。
けれど彼いわく、ペンギンは空を飛ぶのだそうですよ。

2006-12-07

黒い羊小屋

二次創作では「くろひつじ」名義で活動しています。

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